華やかなバラエティ番組の第一線から退いた志茂田景樹の「現在」について、最も関心が集まっているのがその健康状態です。公式プロフィールや本人の発信によると、志茂田氏は2017年に関節リウマチを発症しました。病状の進行に伴い手足の関節に強い変形と痛みを抱え、公的介護保険制度における最重度の区分である「要介護5」の認定を受けています。
一般的に要介護5といえば、自力での寝起きや歩行、排泄、入浴などが困難であり、常時介助を要する状態を指します。志茂田氏も外出時や日常の移動においては車椅子が不可欠であり、かつて全国を精力的に飛び回っていた講演活動や、1999年に結成して情熱を注いできた「よい子に読み聞かせ隊」の街頭巡回活動は休止を余儀なくされました。
しかし、要介護5という数字から連想されがちな「寝たきりで意思疎通が難しい」という推測は、実情とは大きく異なります。報道各社のインタビューや公式SNSの肉声が示す通り、志茂田氏の思考力と記憶力、そして作家としての表現力は一切衰えていません。介護ヘルパーや家族の献身的な介助を受けつつ、口述筆記や電子デバイスを駆使し、小説・エッセイ・童話・自己啓発書の執筆に全精力を傾けています。肉体の自由が制限されたからこそ研ぎ澄まされたその感性は、今なお現役の文筆家として衰えを知りません。