彼らのパフォーマンスには、共通する「美学」がある。それは、どれほど激しい動きの中でも決してブレない軸だ。
平野紫耀のダンスを見た者は、その重力を感じさせないステップと、瞬発的なパワーに驚かされる。これは幼少期からのダンス経験と、天性の身体能力がもたらすものだ。一方、平野歩夢のエア(空中技)もまた、完璧な空中姿勢と着地の安定感で知られる。スケートボードとスノーボードの両方でオリンピックに出場した彼にとって、体幹の強さはもはや野生の領域だ。ジャンルは違えど、彼らは「自らの肉体を極限までコントロールする」という点において、極めて近い遺伝子を持っているのかもしれない。