この言葉が日本の茶の間に広く浸透したきっかけは、やはりNHK大河ドラマの存在が大きい。戦国時代や激動の歴史を描く大河ドラマでは、多くの魅力的なキャラクターが非業の死を遂げる。しかし、彼らの最期がわずか一行の語りだけで片付けられたとき、視聴者は言葉を失う。
「〇〇、〇月〇日、病没」。この極限まで削ぎ落とされた言葉の重み。戦場での華々しい散り様を期待していたファンにとって、このあっけない幕引きは、戦国という時代の非情さをリアルに突きつける。SNS上では放送直後から悲鳴のような書き込みが溢れ返り、トレンドワードを独占することが日常茶飯事となった。