Q1:黒カビを見つけた際、とりあえず熱湯を回しかければ除菌できますか?
A1:表面の除菌効果は期待できますが、黒ずみ自体が消えるわけではありません。また、肉や魚を切った直後に熱湯をかけると、木材に残ったタンパク質が熱で凝固して固着し、かえってカビの栄養分になります。必ず「冷水と洗剤で汚れを完全に洗い落としてから熱湯をかける」という順番を厳守してください。
Q2:家庭用の食器用漂白剤を薄めて短時間だけ浸け置きするのはダメですか?
A2:短時間であっても絶対におすすめできません。木材はスポンジのように瞬時に薬液を吸い上げます。内部に染み込んだ次亜塩素酸ナトリウムは完全な洗い流しが不可能であり、後から食材に染み出す危険性があるほか、木材の繊維組織を破壊して将来的なカビの発生を促進させてしまいます。
Q3:オイル仕上げには食用オリーブオイルを使っても問題ありませんか?
A3:おすすめできません。オリーブオイルは空気に触れても固まらない「不乾性油」であるため、いつまでも表面がベタつき、やがて油が酸化して独特の油臭さを放つようになります。木工用のミネラルオイル、またはクルミ油、エゴマ油、アマニ油などの「乾性油」を使用してください。
Q4:プロに削り直しを頼むべきか、新品へ買い替えるべきかの見極め基準は?
A4:現在のまな板の「厚み」と「素材」が基準になります。厚みが20mm以上残っている天然木の一枚板であれば、削り直すことで新品同様の美しい木肌が蘇るためプロへの依頼が経済的にも有利です。一方、厚みが15mm以下に薄くなっている場合や、安価な集成材・合板製の場合は反りや割れのリスクが高いため、寿命と判断して買い替えるのが適切です。