我々取材班は、長年現場を取材してきた医療ジャーナリストらの協力を得て、病院の深層を探る調査報道に着手した。そこで浮き彫りになったのは、有名病院という看板の陰で起きている医療事故率の隠蔽構造と、現場の急速な質の低下である。
関係者から入手した内部資料や全国病院医療過誤実態調査報告のデータによると、患者数や難関手術数が突出して多い特定機能病院において、ヒヤリハット事例を含む医療事故の発生数が予想を超える水準に達していることが判明した。有名だから安心という幻想を捨て、後悔する前に絶対に知っておくべき病院選定の裏基準を見極める時期が来ている。