現在でこそ名バイプレイヤーとして知られる駿河太郎ですが、そのスタート地点は音楽の世界でした。20代の頃はシンガーソングライターとして活動し、単身でイギリス・ロンドンへ音楽留学を経験。「taro」名義でメジャーデビューを果たし、ロックバンド「sleepydog」を結成してフロントマンを務めるなど、本格的なミュージシャンとしてのキャリアを歩んでいました。
転機が訪れたのは30歳を手前にした時期です。音楽活動を続ける中で表現者としての限界や新たな可能性を模索していた彼は、周囲からの勧めや自身の直感に従い、俳優への転身という大きな決断を下します。
遅咲きとも言えるスタートだったものの、舞台やインディーズ映画で地道に下積みを重ね、オーディションに挑み続ける日々を過ごしました。音楽活動で培ったリズム感や感情表現の豊かさは、その後の俳優人生において唯一無二の武器となっていきます。