Q1:モスピラン顆粒水溶剤に展着剤は必ず混ぜる必要がありますか?
A1:必ずしも必須ではありません。かんきつやトマトなど薬液が付着しやすい作物では単体散布でも十分な効果を発揮します。ただし、ネギ、キャベツ、ブロッコリーなど葉の表面が濡れにくい(撥水性が高い)作物の場合は、適正濃度の展着剤を加用することで付着性と浸透移行性が向上し、防除ムラを防ぐことができます。
Q2:散布した翌日にまだアブラムシが生きて動いているのは失敗ですか?
A2:失敗ではありません。モスピランは神経伝達を撹乱して摂食行動を止める作用機序を持つため、薬液を吸った虫は直後に行動が止まりますが、完全に干からびて脱落するまで2〜3日ほど要します。葉への新しい食害痕が増えていなければ、正常に効果が発現しています。
Q3:収穫前日数はどのように守れば安全ですか?
A3:作物ごとに定められた日数を厳密に起算してください。例えば「収穫前日まで」とあれば散布翌日から収穫可能ですが、「収穫7日前まで」とある場合は、散布した日から丸7日間を空け、8日目以降に収穫する必要があります。同一成分のアセタミプリドを含む他剤との総使用回数も制限があるため、防除日誌での記録が不可欠です。
Q4:2026年時点での薬剤抵抗性(耐性虫)の現状と対策は?
A4:長年の使用実績に伴い、一部地域のアザミウマ類やワタアブラムシなどで感受性の低下が報告されています。効果を持続させるためには、モスピランの連続散布を年1〜2回に留め、IRACコードの異なる系統(ピレスロイド系、フェニルピラゾール系、ジアミド系など)とのローテーション防除を徹底することが重要です。