一口食べれば誰もが驚く。なぜ、小麦粉と砂糖と卵というシンプルな配合から、これほど深みのある余韻が生まれるのか。その秘密は、修道院内で一貫生産される自家製「トラピストバター」にある。
一般的な焼き菓子に使われる無塩バターとは異なり、伝統的な生菌を用いてじっくりと乳酸発酵させた発酵バターを惜しみなく練り込む。これにより、焼き上がりの香ばしさに独特のまろやかな酸味と重厚なコクが加わる。さらに、独特のホロホロとした口どけを生むためにコーンスターチを絶妙な比率で配合。余計な保存料や添加物を一切排除したレシピは、まさに素材の質だけで勝負する職人技の極致と言える。