採用の最前線に立つ面接官や採用担当者は、毎日何十人、時には何百人ものプロフィールに目を通す。その中で、一瞬で「不採用フォルダ」へと振り分けられてしまう写真には明確な共通項が存在する。
典型的な失敗例が、だらしなく開いたシャツの襟元やヨレた首回り、シワだらけのジャケットだ。サイズが合っておらず肩が落ちたスーツや、派手すぎるネクタイの柄、胸元が大きく開いたインナーも敬遠される。本人は個性のつもりでも、受け手には「ビジネスの基本マナーが欠落している」としか映らない。
人材紹介業のコンサルタントはこう指摘する。「職務経歴がどれほど優秀でも、写真の身だしなみ一つで『顧客の前に出せない』と判断されるケースは少なくない」。厚生労働省が公正な採用選考を呼びかけ、様式自由化の議論が進む一方、実務の現場では提出された画像から滲み出る信頼性が依然として重視されている。