豊後高田市といえば、昭和30年代の街並みを再現した「昭和の町」が全国的ヒットとなった地域だ。しかし長年、日中の商店街散策で観光客が通り過ぎてしまう点に課題があった。
その流れを一変させたのが、夕刻に最高のクライマックスを迎える海岸の存在だ。昼間はレトロな街並みで食べ歩きを楽しみ、黄昏時には海へ移動して夕陽を仰ぎ、夜は地元の温泉宿や居酒屋で身を休める。完璧な回遊ルートが完成した。
地元飲食店では、周防灘のガザミ(ワタリガニ)や豊後海鮮を味わうナイトディナープランが好評を博している。日帰り通過型から滞在体験型への転換が、ここで着実にかたちになりつつある。