ドライバーやサイクリストの間で最も混乱を招きやすいのが、「路側帯」と「車道外側線(しゃどうがいそくせん)」の混同です。どちらも路肩付近に引かれた白い実線に見えますが、意味合いは正反対と言っても過言ではありません。
見分ける基準はたった1つ、「その道路に歩道が存在するかどうか」です。
① 歩道がない道路の場合:白線の外側は「路側帯」
道路の左側に縁石付きの歩道がなく、引かれている白線が1本ある場合、その外側(路端側)は「路側帯」になります。ここは歩行者や軽車両のためのスペースであり、原則として自動車やバイクの走行は禁止されています。
② 歩道がある道路の場合:白線の外側は「車道外側線」
すでに縁石やガードレールで区切られた歩道がある道路に引かれている白線は、路側帯ではなく「車道外側線」です。車道外側線は「車両が通行する際に目安とする車道の端」を示す区画線に過ぎず、白線の外側のスペース(いわゆる路肩)も法的には「車道の一部」として扱われます。
つまり、歩道がある場所の白線外側は「車道」ですが、歩道がない場所の白線外側は「歩行者等のための路側帯」となるわけです。同じ1本の実線であっても、周囲の道路構造によってルールが激変する点に注意が必要です。