地球温暖化が深刻化し、日本の夏が熱帯並みの酷暑と化して久しい。2026年シーズン、日本高校野球連盟が打ち出した新ガイドラインは、従来の「7回10点差・5回15点差」という点差条件に加え、暑さ指数(WBGT)や試合時間による強制打ち切り規定を本格導入するものだった。
「選手の命を守ることが、何よりも優先される」。ある高野連幹部は会見でそう言い切った。ドーム球場以外の屋外球場で行われる地方大会では、熱中症リスクが「危険」レベルに達した場合、5回終了時点でのコールド成立が認められるケースが急増している。猛暑の中での泥臭い熱戦は、今や「安全管理の不備」と背中合わせの危険をはらんでいるのだ。