無痛分娩の総額を左右する大きな要因が「エリア」と「分娩の進め方」です。地域ごとの物価や人件費が直結するため、地方都市と大都市圏では支払額に劇的な開きが生じます。
全国で最も高額な東京都内の費用相場は総額80万〜120万円超に跳ね上がります。特に港区、世田谷区、中央区などに位置するブランド産院や大学病院、全室個室・高級アメニティを備えたクリニックでは、一時金を引いた自己負担額だけで50万〜80万円以上になるケースも日常茶飯事です。
また、無痛分娩には主に2つの方式があり、それぞれコスト構造が異なります。
あらかじめ出産日を決めて入院し、陣痛促進剤を使って計画的に出産する「計画無痛分娩」は、前日入院や子宮頸管拡張処置(バルーンなど)が必要になるため、1〜2日分の入院延泊費や薬剤費が加算されやすい特徴があります。一方、自然な陣痛を待ってから麻酔を開始する「完全24時間無痛分娩」は入院日数が無駄に伸びにくい反面、深夜・早朝の分娩になった際の時間外加算が高額になる傾向があります。