ポップカルチャーの世界でも、試験の不正行為は長年格好の題材とされてきた。1996年に公開された邦画『That's カンニング! 史上最大の作戦?』では、学生たちが仕掛け満載のハイテク道具を駆使して試験に挑む姿がコメディタッチで描かれ、大ヒットを記録した。
一方で、タイのナタウット・プーンピリヤ監督が手がけた映画『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』は、カンニングをテーマに緊張感あふれる学園サスペンスの金字塔を打ち立てた。高度なトリックと秒単位の心理戦で世界中を極限の緊張感に包み込んだ名作だ。映画の中のスリルは観客を魅了するが、現実にスクリーンの真似をすれば待っているのは暗澹たる未来だけだ。