静岡県裾野市で建設が進む実証都市「Woven City(ウーブン・シティ)」。このトヨタの未来を具現化するプロジェクトの核心部に、大輔氏の姿がある。彼は「Woven by Toyota(旧ウーブン・プラネット・ホールディングス)」のシニア・バイス・プレジデントとして、自動運転技術やスマートシティのOS開発を主導してきた。
2026年現在、ウーブン・シティは一部の住民が実際に暮らし始める初期稼働フェーズを迎えている。ここで試されるのは、単なる自動車の製造技術ではない。街全体のデータを管理し、人々の生活を最適化する「ソフトウェア」の構築だ。ハードウェアの王者であるトヨタが、シリコンバレーのテック企業に対抗できるかどうかの瀬戸際で、大輔氏はその指揮を執っている。