「契約時にもらった見積もりは260万円だったのに、最終請求書を見たら400万円を超えていた」——SNSや口コミサイトで散見されるこうした証言は、決して誇張ではありません。ブライダル業界の調査データおよび当編集部が独自に入手した実例明細を突き合わせると、モアフィール宇都宮の費用相場は招待人数60名でおよそ360万円〜430万円のレンジに着地するケースが大多数を占めています。
なぜここまで費用が膨らむのか。その主因は、最初の相談段階で提示される見積もりに「現実的な希望ライン」が含まれていない構造的な問題にあります。一般的な初期見積もりでは、料理は最もリーズナブルなコース、装花は最小限のボリューム、衣装は基本プラン内の最低価格帯、記録ビデオやエンドロールなどの映像演出は除外または最低ランクで計算されがちです。しかし、打ち合わせが進むにつれて「ゲストへのおもてなし」や「写真映え」を意識する結果、各項目のランクアップが不可避となります。
実際の挙式明細を分析すると、最終的な支払額を押し上げる最大の要因は「装花の空間演出」と「記録系映像(当日撮って出しエンドロールや記録ビデオ)」です。広々としたガーデンと白を基調とした開放的なバンケットを備えているため、テーブル装花やメイン席の装飾を節約しすぎると空間の余白が目立ってしまいます。初期見積もりの段階で、中間グレード以上の装花・料理・演出を含めた現実的な見積もりを作成させておくことが、後からの予算オーバーを防ぐ最大の鉄則です。