現代のブームを牽引するのは、単に枠内を塗るだけの行為ではない。色鉛筆の重ね塗りによる立体感の表現や、水彩絵の具を使った柔らかいぼかし、さらにはデジタルペンシルを用いたハイブリッドな表現など、クリエイティビティの追求が熱を帯びている。
特にSNSで人気を集めるのが、短時間で劇的な変化を見せるタイムラプス動画だ。モノクロの線画が、色を重ねるごとに生命を宿していくプロセスは、見る側にとっても強いカタルシスをもたらす。お気に入りの画材を並べたデスク環境の投稿も相次ぎ、使う道具そのものを楽しむライフスタイル文化へと昇華している。