物語のクライマックスにおいて、善逸を待ち受ける最も切なく苛烈な戦い。それが、鬼へと堕ちた兄弟子・獪岳(かいがく)との対峙だ。自分を捨て、鬼殺隊を裏切った兄弟子に対し、善逸は逃げることなく、初めて自らの意志で起きて戦いに挑む。
師の命を奪う原因となった因縁の対決で編み出されたのが、自ら創造したオリジナルの技「雷の呼吸 漆ノ型 火雷神(ほのいかづちのかみ)」である。龍の形をした雷光が駆け抜けるその一撃は、過去の弱小だった自分との決別であり、亡き師への恩返しでもあった。眠らずに見開いた瞳から放たれたこの大技は、作中屈指の名シーンとして世界中のファンに記憶されている。