JR京浜東北線が通過する西川口駅周辺。2000年代半ばまで、この地域は全国的にも有名な歓楽街として知られていた。だが、大規模な摘発とクリーン化作戦が展開されたことで、街の風景は一変。中華街化と呼ばれるエスニックタウンへの脱皮が進む一方で、夜の顔はより洗練され、あるいは地下へとその姿を変えていった。
現在のナイトレジャー産業は、過度な強引さを排し、一定のルールに基づいた営業が主流だ。それでもなお、昭和や平成の残り香を惜しむファンと、新しいエンターテインメントを求める若い層が交錯する奇妙な熱量が、西川口の路地裏には息づいている。