現場のリアルな実情を把握すべく、平日のJR福山駅直結「小魚阿も珍 さんすて福山店」および郊外店を訪れると、そこには観光客と地域住民が混ざり合う独特の活気が満ちています。
出張帰りに立ち寄った40代男性ビジネスパーソンは、新幹線の発車時刻を気にしながらこう語ります。
「福山に来たら駅ビルの阿も珍でちーいか天ぷらと地酒をサクッとやるのがルーティンです。揚げたてのちーいかは本当に柔らかく、衣の味付けが絶妙。持ち帰り用を別に包んでもらい、車内で食べるのが最高の贅沢ですね」
一方、週末の郊外店舗では3世代ファミリーの姿が目立ちます。地元の70代女性は、
「昔からお祝い事や親戚が集まるときは阿も珍。ちくわや珍味は自宅の常備菜ですし、県外の親戚にお中元を贈るときも阿藻珍味を選べば絶対に間違いない。お店が郊外から駅や中心部にまとまったときは少し寂しかったけれど、味の質が落ちないのはさすがです」
と笑顔を見せました。
一方で、SNS上には「休日の昼時は1時間待ちになることがある」「人気の日替わり定食が13時前に売り切れてしまっていた」といった声も散見されます。席予約ができない時間帯や混雑ピーク時のオペレーションには依然として課題が残るものの、それは裏を返せば、現在もなお絶大な集客力を誇っている証拠と言えるでしょう。