宝塚歌劇団105期生といえば、近年稀に見る「黄金世代」として知られ、各組で次世代のヒロインやスター候補がひしめき合っています。そのハイレベルな同期40名の中で、稀惺かずとは卒業時成績2番という極めて優秀な成績を収めて入団を果たしました。
音楽学校時代から歌唱、ダンス、演劇の全方位において秀でており、特に感情を乗せた伸びやかな歌声と、男役としての自然な身のこなしは早くから指導陣の間で高く評価されていました。「血筋のおかげ」という周囲の先入観を完全に封じ込めたのは、誰よりもストイックに稽古に励み、泥臭く芸を磨き上げた彼女自身の努力の賜物です。