読者の間で長らく「奇跡的に生き延びたのではないか」と囁かれ続けた恋柱・甘露寺蜜璃の生死ですが、結論から言えば原作漫画において甘露寺蜜璃は完全に死亡しています。彼女が命を落とす決定的な描写が存在するのは、単行本23巻の第200話「勝利の代償」です。
夜明けとともに日光を浴びた鬼舞辻無惨が消滅し、鬼殺隊が千年の悲願を果たした直後、戦場には生き残った隊士たちの歓声と、それ以上に重苦しい静寂が広がっていました。満身創痍の隊士たちが救護に追われる中、瓦礫の陰で寄り添うように座り込んでいたのが、甘露寺蜜璃と伊黒小芭内でした。
蜜璃はすでに全身の痛覚を失っており、駆け寄った伊黒の腕の中で「私…全然痛くないや…もうすぐ私、死ぬみたい…」と自身の死を静かに悟ります。常人であれば即死レベルの重傷を負いながらも、無惨が滅亡する瞬間まで張り詰めていた精神が切れたことで、急速に生命の灯火が消えかけている状態でした。