巨漢スラッガーにありがちな「大振りによる三振の多さ」は、現在のジャッジにはあてはまらない。近年の彼が遂げた最大のモデルチェンジは、ストライクゾーンの徹底的な管理能力にある。ゾーン外の球へのスイング率はメジャー最低レベルまで低下。甘い球が来るまで徹底的に待ち、ミスショットをしない姿勢が定着した。
その結果、四球数はリーグトップクラスを走り続け、出塁率は4割台半ばをキープ。三振率の大幅な低下は、相手投手からすれば「投げる球がない」という絶望感に直結している。打席内での冷静沈着なアプローチこそが、彼の安定したハイレベルな数字を支える土台だ。