東アジア圏に目を向けると、日本とは異なるアプローチでうなぎの美味しさを引き出す文化が根付いています。
韓国の「チャンオグイ」と屋台名物「ヌタウナギ」
韓国ではうなぎ(チャンオ)をスタミナ食として炭火で香ばしく焼き上げ、コチュジャンベースの甘辛ダレや塩で味付けし、ニンニクや生姜とともにエゴマの葉に包んで食べるスタイルが定番です。さらに釜山などの沿岸部では、厳密には円口類に分類される「ヌタウナギ(コムジャンオ)」を玉ねぎや唐辛子味噌と豪快に炒める料理が、お酒の進む大衆グルメとして絶大な支持を集めています。
中国:世界最大の養殖基地から巨大消費市場へ
中国は世界の養殖うなぎ生産量の8割以上を担う一大拠点です。かつては日本向けの蒲焼き加工品の輸出が中心でしたが、中間層の所得向上に伴い、国内の日本料理店や中華レストランでの消費が飛躍的に伸びています。土鍋炊き込みご飯やスープなど、中華料理の伝統技法と融合した新しいメニュー展開も盛んです。