ここで多くの人が陥る重大な誤解があります。「提供元であるセコムのカスタマーサポートに直接電話やWebフォームで問い合わせれば、企業コードを教えてくれるはずだ」という思い込みです。
公式発表資料やセコムトラストシステムズの規約にも示されている通り、セコム公式サポートに直接問い合わせても、個別の従業員に対して企業コードやユーザーIDが開示されることは絶対にありません。
なぜセコム側は教えてくれないのでしょうか。理由は極めて厳格な情報セキュリティガバナンスにあります。セコム側から見れば、電話をかけてきた人物が本当にその企業の正当な従業員であるか(あるいは社外の第三者によるなりすましや標的型攻撃でないか)を電話口で確認する術がありません。万が一、悪意ある第三者に企業コードや内部構造を漏洩させてしまえば、契約企業全体の重大なインシデントに発展します。
そのため、システム提供元は「契約法人の管理責任者」とのみ窓口を一本化しており、一般従業員からのコード照会には一切応じない運用が徹底されています。セコムへ直接問い合わせを試みる行為は、貴重な初動対応の時間を空費するだけに終わるため注意が必要です。