ミームがこれほど長期間にわたって生き残り続けた根本的な理由は、キャラクターそのものが持つ圧倒的なアイコン性にある。本名・桐ヶ谷和人、アバター名キリト(桐ヶ谷和人)は、死が現実の死を意味するデスゲーム型VRMMOの世界で、ソロプレイヤーとして泥臭く戦い抜いた。彼が背負う孤独と、大切な者を守るために見せる圧倒的な強さは、全世界の視聴者の心を掴んで離さない。
単なる「俺TUEEE(圧倒的に強い主人公)」の先駆者にとどまらず、心理的な葛藤や弱さを抱えた一人の少年として描かれた点が画期的だった。仮想現実と現実世界の境目が曖昧になる時代を予見した没入型SFファンタジーとしての完成度の高さが、彼の存在をアニメ史に残る不動のヒーローへと押し上げたのだ。