「微糖だから体に良い」「直火焙煎の本格派だから安心」。そうした情緒的なキャッチコピーに流されてはならない。消費者庁が管轄する食品表示法において、「微糖」「低糖」と表記するための基準は、飲料100ミリリットルあたり糖類2.5グラム以下と定められている。一見ヘルシーに思えるが、500ミリリットルのペットボトルを飲み干せば、それだけで12.5グラム——角砂糖約3個分から4個分の糖分を摂取することになる。
パッケージ正面の華やかなグラフィックは、法律上の「名称」を覆い隠すようにデザインされていることが多い。本質を見抜くチェックポイントは極めてシンプルだ。
見るべきは正面ではなく、裏面の「一括表示枠」である。最初に「種類別名称:コーヒー」と記載されているかを確認する。原材料名の先頭に「コーヒー」が来ているか。砂糖や果糖ぶどう糖液糖が筆頭に躍り出ていないか。これらを確認する数秒の作業が、質の低い糖分過多なドリンクから自身の身体を守る防壁となる。