「検索を始めよう」——この名台詞とともに展開されるフィリップの閲覧能力は、単なる便利な探偵ツールではない。彼がアクセスする脳内図書館「閲覧室(ライブラリー)」は、地球上のあらゆる出来事と記憶が集積された膨大なデータベースだ。
しかし、この力は諸刃の剣でもある。ガイアメモリの精製技術や風都を裏で支配していたミュージアムの計画は、すべてこの地球の記憶と密接に結びついていた。フィリップが自らのルーツと向き合うプロセスは、地球の記憶そのものの危険性と向き合う過酷な試練にほかならない。裏風都の出現や新たな組織の暗躍に対し、彼がどう知識を駆使し、どこまでリスクを冒すのか。ファン必見の裏設定が明かされるたび、読者の興奮は最高潮に達する。