効率性と大量生産が支配するインテリア・アパレル小売業のマーケットにおいて、pejiteが体現するアプローチは極めて先鋭的だ。ここでは「モノ」を売ること以上に、「時間の過ごし方」や「美意識の選択」そのものが提案されている。
ライフスタイルギャラリー・セレクトショップという呼称が一般化するなかで、多くの店舗が均質なトレンドに回収されていく一方、この場所には確固たる美の軸が揺るぎなく通っている。古美術の持つ重力と、現代作家の持つ熱量、そして日常に寄り添う衣服の軽やかさ。
それらが同一の空間で有機的に連動する様は、ライフスタイルという言葉が本来持っていた「生き方を選ぶ」という深みを、訪れる者に静かに思い出させてくれる。