本校を語る上で欠かせないのが、学校改革の歩みです。福岡県立福岡講倫館高校は旧西福岡高校の歴史を受け継ぎ、平成17(2005)年度に福岡県立の総合学科高校へと大規模な改編を行いました。校名の「講倫館」は、江戸時代の福岡藩儒学者・亀井南冥が開いた私塾「講倫館」に由来し、自ら考え倫理を重んじる精神が教育理念の根底に据えられています。
同校の代名詞である福岡講倫館の総合学科カリキュラムは、1年次に全員が必修科目と「産業社会と人間」を履修し、自己分析と職業理解を深めた上で、2・3年次の選択科目を決定するシステムを採っています。用意されている系列は多岐にわたり、以下の領域を横断的に学ぶことが可能です。
・人文・社会科学系列(国公立・私立文系大学進学)
・自然・情報科学系列(理工系・情報系進学)
・健康・福祉系列(看護・医療・保育・福祉系)
・芸術・文化系列(美術・音楽・服飾・デザイン・書道等)
・ビジネス・情報系列(情報処理・商業・会計等)
生徒一人ひとりが「自分だけのオリジナル時間割」を作成するため、大学のように空き時間が生じるケースや、クラスメイト全員が別々の教室へ移動して授業を受ける光景が日常です。受動的に授業を受けるのではなく、自分の進路に必要な科目を能動的に選択する設計がなされています。