カードショップがひしめく東京・秋葉原のショーケース前では、平日・休日を問わず熱心に鑑定品を観察するファンの姿が絶えません。大手買取専門店のシニアバイヤーは、近年の現場の変化について次のように証言します。
「2026年〜2026年頃は、カードのイラストやキャラ設定すら知らない転売目的の層が殺到していました。しかし2026年現在、カウンターに持ち込まれる方の層は大きく変わっています。ルーペを持参してホロかけやセンタリングのミリ単位のズレを確認するコアなコレクターか、自分の青春の思い出として思い入れのある1枚を大切に探しに来る純粋なファンが中心です。安易な投機マネーが引いたことで、本当に状態の良いカードだけに適正な対価が支払われる健全な市場環境に戻りつつあります」
SNSやフリマアプリ上におけるユーザーの反応を検証しても、かつてのような「買えば翌週に倍になる」といった盲目的な書き込みは影を潜めました。知恵袋やコミュニティ掲示板では、「小さな白かけ1つで査定額が半減した」「フリマで美品と書かれていたのに実際は傷物だった」というトラブル報告が日常的に共有されており、「状態判別のシビアさ」が購入者の共通認識となっています。カード1枚が数十万円という高額取引になるからこそ、現場では単なるキャラクター人気以上の厳格な品質基準が求められています。