団塊の世代がすべて75歳以上の後期高齢者となった2026年。大病院への患者集中による医療崩壊を防止するため、国が推進する「かかりつけ医機能」の強化はもはやすべての地域にとって待ったなしの課題だ。
現場で求められているのは、単に風邪薬を処方する場所ではない。高血圧や糖尿病といった慢性疾患の日常管理から、認知症の初期対応、果てはメンタルヘルスのケアまで、あらゆる相談を受け止める総合的な窓口だ。日常の小さな不調を見逃さず、必要なタイミングで高度医療機関へスムーズに繋ぐ判断力。地域の一次医療機関が果たすべき役割の重みは、かつてないほど増している。