進学校としての実力を測るバロメーターである岐山高校の国公立大学進学実績は、学年定員約280名(普通科+理数科)のうち、例年90名〜110名程度が国公立大学への合格を勝ち取っています。卒業生の約3人に1人以上が国公立へ進む計算となり、これは地方公立校として極めて堅実な数値です。
進学先の内訳を見ると、地元・岐阜大学への合格者が最も多く、毎年40〜50名規模を輩出。次いで名古屋工業大学、名古屋市立大学、愛知教育大学、三重大、富山大、金沢大など、東海・北陸エリアの中堅〜上位国公立大学に分厚い合格層を形成しています。さらに理数科のトップ層からは、名古屋大学や東北大学、大阪大学などの旧帝国大学クラスへの現役合格者もコンスタントに生まれています。
一方、私立大学進学に目を向けると、南山大学、名城大学、中京大学、愛知大学といった東海圏の主要私立大学には多数の合格者を出しており、関西の関関同立(同志社・立命館・関西学院・関西)や首都圏のMARCHへ挑戦する生徒も一定数存在します。
気になる岐山高校の指定校推薦枠に関しては、南山大学や名城大学をはじめとする東海地区有力私大の推薦枠が手厚く確保されています。ただし、進学校の通例として「国公立大学の一般受験を第一志望とする指導方針」が根底にあるため、早い段階から指定校推薦のみを目的に入学すると、周囲の受験熱気とのギャップを感じる場面がある点には留意が必要です。定期テストで上位を維持しつつ、手堅く私大推薦を狙う戦略も可能ですが、本質は一般入試を戦い抜く学力を養成するカリキュラムとなっています。