中村俊輔と本田圭佑の不仲説の真相|南アW杯世代交代と現在の絆を詳しくリサーチ! 読者が気になる トピックの裏側を凝縮して配信します。
ファンの間では長年「中村俊輔と本田圭佑、フットボーラーとしてどっちがすごいのか」という議論が絶えません。精密機械と称された卓越した左足のキック精度と戦術眼を持つ中村と、強靭なフィジカルと類まれな大舞台での決定力を持つ本田。日本代表の歴代フリーキッカー比較およびキャリアスタッツを客観的データで整理すると、二人の決定的な資質の違いが浮き彫りになります。
項目中村 俊輔(職人・ファンタジスタ)本田 圭佑(勝負師・ゲームチェンジャー)編集部の見解・分析評価日本代表 通算成績98試合 24得点(2000〜2010)98試合 37得点(2008〜2018)出場試合数は全く同数。得点力においては本田、攻撃の組み立てとラストパスの総数では中村が圧倒。W杯本大会 実績2大会出場(2006, 2010)
通算5試合 1得点3大会連続出場(2010, 2014, 2018)
通算10試合 4得点3アシストW杯の大舞台における直接的な決定力とインパクトでは、日本人歴代最多得点を誇る本田が群を抜く。FKスタイル・精度カーブ系・精密コントロール
J1歴代最多24得点、欧州CLでの名門相手の劇的弾など世界的評価無回転ブレ球・パワーショット
2010年デンマーク戦など強烈な初速と不規則な変化でGKを翻弄歴代フリーキッカー比較において、再現性と技術の絶対値は中村、プレッシャー下での一撃必殺性は本田に軍配。欧州クラブでの実績セルティックでリーグ3連覇
スコットランド年間最優秀選手賞(MVP)受賞CSKAモスクワで欧州CLベスト8
名門ACミランで「背番号10」を着用クラブの伝説として現地ファンに愛され続けた中村と、メガクラブの10番を背負い世界に挑戦した本田。背番号10の系譜クラシカルな司令塔として攻撃の全タスクを集約する「王様」型前線からのプレスとフィジカルでゴールを奪い取る「近代型アタッカー」ラモス瑠偉、名波浩、中村俊輔と続いた「左利きの司令塔」の系譜を、本田が物理的な破壊力で塗り替えた。
ピッチ上でボールに魔法をかけ、味方を踊らせるアーティストとしての中村俊輔と、極限の重圧をエネルギーに変えて世界中を沈黙させるゴールハンターとしての本田圭佑。どちらが優れているかという問いは、サッカーというスポーツに「美しさと技術の極致」を求めるか、「勝利を引き寄せる鋼のメンタルと結果」を求めるかという価値観の違いに帰着します。