日本コロムビアから鮮烈なデビューを飾り、日本の音楽シーンを席巻した70年代後半から80年代。名曲『旅立ち〜足寄より〜』に刻まれた、故郷を離れて孤独と闘いながら夢を追う青年の情熱は、今やSpotifyをはじめとする音楽ストリーミングサービスを通じて、親世代から子世代、さらには若年層へと世代を超えて再評価されている。
時代がアナログレコードからデジタル配信へと大きく変貌しても、血の通ったフォークソングの本質は変わらない。父親が命を削って生み出してきた楽曲群は、月菜さんにとってもまた、離れて暮らす父親の生き様そのものを雄弁に語りかける永遠のメッセージとして響き続けているはずだ。