近年、急激な進化を遂げる五反田エリアグルメのなかでも、ひと際異彩を放つ存在がこの店だ。運営母体である株式会社GOTOが手掛けたこの空間は、洗練された空間デザインと妥協なき食材選びで一線を画す。厨房で力強い眼差しを注ぐのは、後藤勝(オーナーシェフ)氏。彼はフランス料理の伝統技法と日本の伝統的な炭火焼きの技を融合させ、これまでにない革新的な鶏料理ダイニングバーの姿を作り上げた。
「鶏肉という食材は、火の入れ方ひとつ、部位の切り出しひとつで表情を劇的に変えます。私たちが目指すのは、焼き鳥という枠組みを超えた、一つの完成されたコース体験です」。そう語る後藤氏の手から繰り出される料理は、一皿ごとに緻密な火入れと温度管理が徹底されている。仕入れる地鶏は全国の契約農家から毎朝直送される鮮度抜群の代物ばかり。各部位が持つ本来の旨味を最大限に引き出すため、部位ごとに炭の種類や遠近を切り替える職人技が光る。