興味深いことに、話はABCだけでは終わらない。都市伝説のように語り継がれてきた「D」や「E」、さらにはそれ以降のアルファベットにまつわる裏説が存在するのをご存じだろうか。地域や時代、あるいは語り手によって解釈は様々だが、一般的に「D」は「デート(Date)」あるいは「婚約・結婚(Decide/Destiny)」を指し、さらには「妊娠(Delivery)」を意味するという説まで存在する。
さらに進んで「E」は「エンディング(別れ)」や「永遠の愛(Everlasting)」、「F」は「ファミリー(家族形成)」など、A〜Cの身体的関係を超えた人生のライフステージをあてる解釈も生まれた。身体的関係(A〜C)の先にある心理的な絆や人生の決断をアルファベットになぞらえる遊び心は、当時の若者たちが抱いていた将来への願望や恐れを反映していたとも言えるだろう。