不動産市場において、兵庫県西宮市甲陽園目神山町はきわめて特殊な扱いを受ける。大手ポータルサイトのSUUMOなどを見ても、このエリアの売り出し物件が出回る機会は極めて珍しい。取引の多くは非公開の水面下で行われ、市場に出た際の価格形成も一般相場とは全く別のロジックで動く。
2026年現在の動向を見ると、甲陽園エリア全体の平均的な坪単価が70万円から100万円前後で推移する中、目神山町においては単なる地価の数値だけでは計れないプレステージが上乗せされる。敷地面積が100坪から数千坪におよぶ区画も珍しくなく、一棟あたりの総額が数億円規模にのぼる豪邸が中心だ。地価の変動に左右されにくい独自の希少性から価値が保たれており、不動産業のプロたちの間でも「関西で最も手に入りにくい実力派資産の一つ」と目されている。