かつて六曜のビジネスモデルに最も強く依存していたのがブライダル業界だ。「大安の土曜日」は予約が殺到し、高額な特別料金が設定される一方で、「仏滅」の結婚式場は空室が目立つ状態が長年続いていた。しかし、その常識は今や過去のものとなりつつある。
最近のYahoo!ニュースでも話題となった意識調査によれば、挙式を控える若年層カップルの過半数が「六曜はまったく気にしない」と回答している。これに伴い、式場側も仏滅限定の割引プランや豪華特典を用意。あえて仏滅を選ぶことで数十万円もの予算を浮かせ、その資金を料理のグレードアップや新婚旅行、新生活の家具購入に充てる合理的なカップルが急増しているのだ。伝統的な吉凶よりも実利を取る新時代のエコノミクスが確立されている。