2026年、環境配慮やタンパク質危機の解決策として市場に定着した昆虫食。コオロギやミールワームを使ったスナックやプロテインバーを手にする機会が増えた。ここに、甲殻類アレルギーの新たな罠が潜んでいる。原因は「トロポミオシン」という筋肉を構成するタンパク質だ。
このトロポミオシンは、エビやカニだけでなく、昆虫やダニ、タコやイカにも共通して含まれている。つまり、エビアレルギーを持つ人がコオロギを食べると、体が「エビが入ってきた」と誤認して激しいアレルギー反応を起こすのだ。この「交差反応」による事故が、消費者庁でも問題視され始めている。