人間は強いストレスや緊張に晒されると、交感神経が優位になり唾液の分泌が抑制されます。いわゆるドライマウス(口腔乾燥)状態に陥るため、無意識に唇を舐めたり舌を動かして口内を潤そうとする生理現象が起こります。
東出昌大が見せた表情や仕草を分析すると、あざとさや作為的なアピールではなく、極度の緊張状態を緩和しようとする無意識の代償行為であった可能性が極めて高いといえます。もともと感情がストレートに顔や身体言語に出やすいタイプであり、カメラの前で取り繕うことのできない不器用な実直さが、皮肉にもその仕草を際立たせてしまいました。
また、インタビューなどで深く思考を巡らせる際、目線を斜め上に向けながら口元をわずかに動かす癖も確認されています。ネット上では悪意を持った切り抜きが先行した時期もありましたが、本質的には人間心理に根ざした生理的反応とパーソナルな身体言語の組み合わせに過ぎません。