旅の疲れを癒やす拠点として外せないのが、阿蘇海を望む高台に位置する総合温浴施設「クアハウス岩滝」です。天然温泉の豊富な湯量を活かした本格的な温泉プール、多様な入浴設備、サウナを備え、近年は観光客だけでなく地元住民の健康増進コミュニティとしても機能しています。水着着用で運動浴を楽しめるバーデゾーンは、世代を問わずリラクゼーションを得られる場所として定評があります。
そして、旅の満足度を決定づけるのが与謝野町ならではのローカルグルメと独自開発の農産物です。ランチタイムには、丹後地方に伝わる郷土料理「ばらずし」を現代風にアレンジした定食や、阿蘇海で採れる新鮮な魚介を使った海鮮料理が訪れる人の舌を唸らせます。ばらずしは、甘辛く炊き上げた鯖のおぼろを酢飯の間に挟み込み、錦糸卵や紅生姜で彩り豊かに仕上げた逸品で、一口ごとに素朴ながら重層的な旨味が広がります。
さらに注目すべきは、町が全域で推進してきた「自然循環農業」の成果です。生ごみやおからなどを再資源化した有機質肥料で育てられる「京の豆っこ米」は、粒立ちの良さと上品な甘みが特徴で、米食味コンクールでも高評価を獲得。加えて、地元農家が栽培するクラフトビール用ホップを用いた「与謝野ホップビール」は、フレッシュな柑橘系のアロマが際立ち、地域内外のクラフトビール愛好家から熱烈な支持を集めています。
夏の風物詩である「与謝野町ひまわりフェスティバル」では、約15万本から20万本に及ぶ広大なひまわり畑が野田川沿いに広がり、満開の時期には黄色い絨毯と青空の圧倒的なコントラストがSNSやメディアを通じて大きな話題を呼んでいます。