莫大な遺産を引き継いだ細木かおり氏ですが、その道のりは決して平坦な富裕生活の謳歌だけではありませんでした。ネット上のコミュニティ(知恵袋やSNSなど)では「莫大な遺産で一生安泰」「濡れ手で粟の相続」といった嫉妬混じりの声が散見されますが、現場の内情は大きく異なります。
最大の課題は、細木数子氏が遺した「重厚すぎる有形資産」の維持コストです。前述の京都の巨大邸宅や寺院施設は、庭木1本の剪定から建物の防犯、空調管理、宗教設備の修繕に至るまで、維持するだけで毎年莫大なキャッシュを消費します。売却しようにも、個人の嗜好や宗教性が強く反映された特殊建築であるため、一般的な不動産市場での流動性は極めて低く、買い手が簡単に見つかる物件ではありません。
また、占術界のファンコミュニティにおける評価も二分されました。「先代のような圧倒的な威圧感やカリスマ性がない」「毒舌がないと物足りない」という旧来のファンからの風当たりに対し、かおり氏はYouTubeチャンネルの開設やInstagramでの発信、女性ファッション誌での親しみやすい連載など、「現代版・六星占術」へのリブランディングを精力的に推進しました。初代が築いた莫大な遺産を食いつぶすのではなく、それを元手にデジタルシフトを敢行したことで、2026年現在では30代〜40代の新規女性層の支持を着実に獲得しています。