現役時代から白鵬の立ち合いにおける張り手やかち上げ、土俵上での万歳三唱などを巡り、横綱審議委員会や相撲協会執行部との間には度々緊張関係が生じていました。一部メディアでは「相撲協会との確執」がセンセーショナルに報じられることも少なくありませんでした。
親方就任後、宮城野部屋を継承した白鵬は、元大関・伯桜鵬(落合)をはじめとする有望な若手を次々とスカウト・育成し、指導者としても瞬く間に頭角を現しました。しかし2026年2月、部屋所属の元幕内・北青鵬による深刻な暴力問題が発覚。相撲協会は師匠としての監督責任を厳しく問い、宮城野親方に対して委員から年寄への2階級降格処分および報酬減額という重い処分を下しました。
さらに、宮城野部屋は無期限の閉鎖(当面の閉鎖)処分となり、所属力士や宮城野親方は同じ伊勢ヶ濱一門である伊勢ヶ濱部屋へ転籍・合流する事態へと発展しました。この一連の騒動は、相撲界のコンプライアンス遵守の波とともに、指導者としての白鵬に突きつけられた極めて大きな試練となりました。