鎧塚氏の歩みは、日本のパティシエ界におけるひとつの到達点と言えます。1965年、京都府宇治市に生まれ、辻製菓専門学校を卒業。国内ホテル等で経験を積んだ後、30歳で単身ヨーロッパへ渡航しました。スイス、オーストリア、フランス、ベルギーの四カ国で8年間にわたり腕を磨き、ベルギーの三つ星レストラン「エルミ・ドゥ・トリアノン」で日本人初のシェフパティシエに就任するという快挙を成し遂げました。
帰国後、2004年に東京・恵比寿で独立開業して以降の活躍は周知の通りです。気になる「推定年収や資産規模」についてですが、店舗売上、テレビ出演料、書籍印税、大手企業との監修契約料などを総合すると、個人年収ベースで数千万円、関連事業のグループ総年商は十数億円規模に達すると業界内では推計されています。
しかし、鎧塚氏の本質は「蓄財する実業家」ではなく「現場にすべてを再投資する職人」です。エクアドルに自社カカオ農園を開拓し、小田原の広大な耕作放棄地を開墾してファームを築き上げたように、利益の多くを一次産業への還元や素材づくりのインフラへと惜しみなく投じています。この徹底した職人気質こそが、ブランドの圧倒的な信頼性を担保しているのです。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
鎧塚氏がプロデュースするスイーツや店舗体験について、利用シーンに応じた客観的な判断基準を提示します。
【心からおすすめできる人】
- 素材本来の風味や香り、複雑なテクスチャーの調和を楽しみたい本物志向の人
- 大切な人の記念日や接待で、外さない特別なカウンター体験・ギフトを探している人
- 自然豊かなロケーションで、農業と美食の融合をゆったりと味わいたい人(小田原ファーム推奨)
【利用時に少し慎重になるべき人】
- 昔ながらの「とにかく甘くてボリュームがあるアメリカンスタイルのケーキ」を好む人
- 行列や待ち時間を極力避けたい人(六本木カウンターや小田原の休日は混雑必至)