無量壽寺の核となる「佛教之王堂」の誕生背景には、長年にわたる壮大なビジョンが存在する。宗派の枠を超えて世界中の仏教徒がうつくしく集う聖地を創出するという理念のもと、「佛教之王堂総本山建立プロジェクト」が始動した。巨額の資金と歳月、そして無数の職人たちの執念が注ぎ込まれた事業である。
かつて山林を開拓し、何もない平地に日本最大級の木造建築群を構築する工程は、困難の連続だった。正式名称である念佛宗三寶山無量壽寺がその全貌を顕わにした際、宗教界のみならず社会全般に大きな衝撃が走った。当時の報道メディアも、その桁外れのスケールと幾重にも重なる屋根の造形美を大きく取り上げ、大きな話題となった経緯がある。