ネット上の旅行ブログや古いSNS投稿では、「USSは途中で外に出られない」「雨が降ったら遊ぶものがない」といった誤った情報が散見されます。現場の実態は全く異なります。
まず押さえておきたいのが、ユニバーサルスタジオシンガポールの再入場の注意点と理由です。USSでは、出口付近のスタッフに申し出てハンドスタンプ(透明インクのスタンプ)を押してもらい、当日の有効な入場チケット(QRコード)を保持していれば、当日中の自由な再入場が正式に認められています。
再入場を活用すべき最大の理由は「昼食環境の最適化」です。パーク内のレストランはピーク時に激しい座席争奪戦が勃発し、価格設定もテーマパーク基準で高額になりがちです。しかし一旦パークゲートを出てすぐの地下エリアに位置する「マレーシアン・フード・ストリート(Malaysian Food Street)」やリゾート内の商業施設へ足を伸ばせば、本場のバクテー(肉骨茶)、チキンライス、ラクサといったローカルグルメを冷房の効いた快適な環境で、かつリーズナブルに味わうことができます。この裏技を知っているだけで、食事のストレスは劇的に軽減されます。
また、熱帯雨林気候に属するシンガポールでは、午後の突然のスコール(熱帯性豪雨)は日常茶飯事です。しかし、ユニバーサルスタジオシンガポールの雨の日の楽しみ方には確固たるセオリーがあります。USSのアトラクション群は、敷地の制約を逆手に取って設計されているため、実は主要アトラクションの約6割以上が完全屋内型、あるいは屋根付きエリアに集約されています:
- トランスフォーマー・ザ・ライド 3D(完全屋内)
- リベンジ・オブ・ザ・マミー(完全屋内)
- ミニオン・ハチャメチャ・ライド(完全屋内)
- セサミストリート・スパゲッティ・スペース・チェイス(完全屋内・ファミリー向け)
- ライツ、カメラ、アクション!ホステッド・バイ・スティーヴン・スピルバーグ(屋内特撮体験)
スコールが発生した瞬間、屋外を走るバトルスター・ギャラクティカやジュラシック・パーク・ラピッド・アドベンチャーは一時的に安全運行停止となりますが、これら屋内アトラクションや各種シアター型ショー、ショップへ即座に退避すれば、雨脚が収まるまでの1〜2時間を何ら損なうことなく楽しむことができます。天候の急変を見越した雨具(軽量な折りたたみ傘やレインポンチョ)をバッグに忍ばせておくことが、現場でのフットワークを支えます。