実際にデジタル配信を活用して大相撲を追っているファンからは、生活リズムに合わせた多彩な視聴スタイルが報告されています。ネット上のコミュニティやSNSに寄せられた利用実態を分析すると、以下のような明確な傾向が見えてきます。
「平日は仕事があるため、帰りの電車内でNHKの取組動画を1分ずつチェックして結果を確認している。見たい取組だけ選べるのがとにかく助かる」(30代会社員)
「休日はABEMAをテレビ画面にキャストして、コメント欄の盛り上がりを見ながらのんびり観戦。若手解説者の自由なトークもテレビとは一味違って面白い」(40代自営業)
「推し力士の過去の取組やインタビューを見返すために日本相撲協会公式YouTubeをチャンネル登録している。本場所中だけでなく場所オフの時期も楽しめる」(20代相撲ファン)
現場取材を通じて見えてくるのは、地上波のリアルタイム放送に縛られず、自分の都合に合わせて細切れに視聴するファン層の着実な定着です。相撲観戦は「夕方にテレビの前に座って観るもの」から、「手のひらのスマホでいつでもどこでも楽しむコンテンツ」へと確実に進化を遂げています。