2015年の分裂劇から始まった神戸山口組との抗争および対立構図は、長年の歳月を経て泥沼の膠着状態、あるいは一方的な衰退局面へと移り変わった。脱退や解散、離脱が相次いだことで、かつての対立勢力は大幅に弱体化。組織としての規模は著しく縮小し、かつてのような大規模抗争を展開する力はすでに残されていないのが実情だ。
しかし、抗争が「冷戦」状態へ移行したからといって、問題が解決したわけではない。むしろ、孤立した元組員や弱小組織の拡散は、社会に対する新たなリスクを生み出している。形骸化しつつある対立構造の裏で、どちらの組織も構成員の高齢化と若手不足という構造的課題に頭を痛めており、組織図の縮小傾向は歯止めがかからない状態が続いている。