SNSや口コミサイト上で絶賛される一方で、事前のリサーチ不足が原因で「期待していた体験と違った」と落胆してしまう利用者が一定数見受けられます。現地を綿密に取材して判明した、旅行者が陥りがちな3つの盲点を提示します。
誤解1:潮の干満時間を調べずに行くと「絶景」が「干潟」に変わる
「エメラルドグリーンの絶景テラス」という写真だけを見て現地へ向かうと、思わぬ罠に突き当たります。南城市の海岸一帯は遠浅のサンゴ礁(イノー)が広がっており、大潮の干潮時には海水が完全に引き、広大な岩肌と泥底が露出します。もちろん潮干狩りの風情を楽しむことはできますが、眼前に広がる碧い海をバックに食事を楽しみたい場合は、気象庁の潮汐表(那覇港基準)を事前に確認し、満潮前後の時間帯を狙って訪れるのが鉄則です。
誤解2:食べ放題なのは「もずく」であり「天ぷらやジューシー」ではない
インターネット上の大雑把な投稿を見て「バイキング形式のそば屋」と誤認する人が後を絶ちません。無制限でおかわりできるのはあくまで新鮮な生もずくです。もずく天ぷらやジューシーはおかわり対象外(追加注文は別料金)ですので、過度な期待でトラブルにならないよう認識を正しておく必要があります。
誤解3:奥武島の天ぷら有名店との競合意識に対する事実誤認
「奥武島といえば中本鮮魚店や大城てんぷら店があるのに、なぜくんなとぅで天ぷらを食べるのか」という疑問の声が上がることがあります。しかし現地において両者は対立関係ではなく、相互補完の関係にあります。くんなとぅは「もずく料理の総合体」として腰を据えて定食と絶景を味わう場であり、奥武島内の鮮魚店は揚げたてをテイクアウトして防波堤で頬張るスナックスタイル。旅の動線として両方をハシゴする観光客も少なくありません。